指数関数的に増える驚異 いつでもロックダウンに戻れる体制を

公開日: 更新日:

 実はこの毒性の弱さが新型コロナを厄介者にする原因になっている。

インフルエンザウイルスのように毒性が強ければ、体内に侵入するとすぐに、自然免疫が迎え撃ち、発熱、鼻水、咳、筋肉痛などの免疫反応が出ます。数日後には獲得免疫が抗体を作り、より強力に攻撃してウイルスを排除します」

 ところが、新型コロナは新しく毒性が弱いため、すぐに獲得免疫が出動しない。そのうちに体内にウイルスが広がり、ある日突然、牙をむく。

「通常、細胞がウイルスに感染すると、STAT1と呼ばれるタンパク質が細胞核に入って自然免疫の一つであるインターフェロンを作ります。ところが新型コロナウイルスが感染した細胞はORF6というタンパク質を作りこれを阻害する。その結果、毒性が弱くても人体内で感染拡大できるのです。一方で獲得免疫が発動しにくいので抗体もできにくく、ワクチンも作りにくいのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一は実質引退か? 中居正広氏、松本人志…“逃げ切り”が許されなかったタレントたちの共通点

  2. 2

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  4. 4

    国分太一「すぽると!」降板は当然…“最悪だった”現場の評判

  5. 5

    「いっぷく!」崖っぷちの元凶は国分太一のイヤ~な性格?

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  3. 8

    ドジャースは大谷翔平のお陰でリリーフ投手がチーム最多勝になる可能性もある

  4. 9

    《ヤラセだらけの世界》長瀬智也のSNS投稿を巡り…再注目されるTOKIOを変えた「DASH村」の闇

  5. 10

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?