仕事ができなくなっちゃう…声優の森川智之さん喘息を語る

公開日: 更新日:

 悪くなってから医者に頼るのではなく、敵(喘息)をよく知り、医師とともにコントロールしていけば喘息でもこの仕事が続けられると学び、今に至っています。

 思えば、高校生の頃にアメリカンフットボールの練習で痛めた頚椎の影響で、30歳前後の時期にひどい頭痛としびれに悩まされたこともありました。そこへ加齢が重なり、じわじわと喘息発症へ近づいたのかもしれません。そのときの頭痛としびれは鍼治療によって改善しました。今も鍼灸院には通っていて体調管理の一環になっています。

 病気になったことで人を思いやれるようになった気がします。喘息になる前は「これを乗り越えればいいんだ」と自分だけの精神論、根性論で生きていました。しかし、43歳でプロダクション会社を起こして、タレントを抱えるようになったら、マネジメントだけにとどまらず、彼らの体調の変化も気付けるようでありたいと思うようになりました。

 芸能界は弱肉強食なので、こちらが「大丈夫?」と聞けば、本当はダメでも「大丈夫です」と答えてしまう心情も含めて気が付いてあげたいんですよね。ちなみに重い喘息だった弟は、今も元気です(笑い)。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束