仕事ができなくなっちゃう…声優の森川智之さん喘息を語る

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 悪くなってから医者に頼るのではなく、敵(喘息)をよく知り、医師とともにコントロールしていけば喘息でもこの仕事が続けられると学び、今に至っています。

 思えば、高校生の頃にアメリカンフットボールの練習で痛めた頚椎の影響で、30歳前後の時期にひどい頭痛としびれに悩まされたこともありました。そこへ加齢が重なり、じわじわと喘息発症へ近づいたのかもしれません。そのときの頭痛としびれは鍼治療によって改善しました。今も鍼灸院には通っていて体調管理の一環になっています。

 病気になったことで人を思いやれるようになった気がします。喘息になる前は「これを乗り越えればいいんだ」と自分だけの精神論、根性論で生きていました。しかし、43歳でプロダクション会社を起こして、タレントを抱えるようになったら、マネジメントだけにとどまらず、彼らの体調の変化も気付けるようでありたいと思うようになりました。

 芸能界は弱肉強食なので、こちらが「大丈夫?」と聞けば、本当はダメでも「大丈夫です」と答えてしまう心情も含めて気が付いてあげたいんですよね。ちなみに重い喘息だった弟は、今も元気です(笑い)。

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