足<下>専門医が指南 病気を防ぎ疲れない歩き方とストレッチ

公開日: 更新日:

 また、正しい立ち姿勢や歩くときの足の運び方も、ある程度意識しておいた方がいい。「足のクリニック表参道」(東京・港区)の桑原靖院長が言う。

「背中が曲がっていたり、肩が左右どちらかに傾いたりすると、重心の位置がずれて、足にかかる力のバランスが崩れます。常に姿勢を整える習慣をつけましょう。正しい姿勢で立つと、体重の7割はかかとに、3割は足指にかかってきます。親指の付け根、小指の付け根、かかとの3点にバランスよく体重を分散して立つのが理想です」

 歩くときの足の運び方は、かかとから着地して足指の付け根で地面を蹴り返すのが基本になる。踏み返すときは、親指と人さし指の間で踏み返すイメージだ。それと足だけを使って歩くのではなく、股関節を使って骨盤を前後に動かすイメージで歩くと足にかかる負担が少なくなるという。

 ただし、骨盤が上下に動かないように体幹の筋力を鍛えておくことも必要だ。そして、普段から足の柔軟性を高めておくことも、足のトラブルを防ぐケアとして重要になる。


「ふくらはぎの筋肉やアキレス腱が硬いと足首が十分に曲がらず、踏み返すときにつま先に負担がかかります。この状態で歩くと、他の部分に無理な力がかかるので疲れやすく痛みも出やすいのです。柔軟性を高めるにはストレッチが効果的。歩く前に行えば疲れにくく、歩いた後に行えば疲れを癒やしてくれます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人vs阪神またもドラフト場外戦勃発!1巡目指名8年で5回モロかぶり…中日とヤクルトも参戦か

  2. 2

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」

  3. 3

    ドラフト外入団の憂き目に半ば不貞腐れていたボクを最初に見出してくれたのは山本浩二さんだった

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 5

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  1. 6

    前橋市長の「ラブホ通い詰め」だけじゃない…有名女優らもキャッチされた格安ラブホ不倫劇の舞台裏

  2. 7

    次期巨人監督へ桑田二軍監督が腕まくり! 松井秀喜氏への“つなぎ登板”は球団の思惑とも合致

  3. 8

    林芳正氏が自民党総裁選“台風の目に”…「2強」失速でまさかの決戦投票進出あるか

  4. 9

    国民民主・玉木代表が維新の“自民すり寄り”に猛ジェラシー! 総裁選後の「補完勢力」の座めぐり場外乱闘勃発

  5. 10

    杉田かおるの窮地を陰から支えていた舘ひろしの男気