人前で文字がうまく書けない…そんな手の「ふるえ」は治る

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 手足のふるえに悩む患者の4割が診断名がつかず、治療を受けていない――。

 医療機器メーカー「インサイテック ジャパン」がふるえに悩む男女500人を対象に意識調査を行ったところ、こんな結果が出た。

「ふるえ」は、手足が自分の意思とは関係なくリズミカルに動いてしまう状態を指す。ふるえの原因は多岐にわたっており、パーキンソン病、アルコール依存症、甲状腺機能亢進症、事故の後遺症、薬剤の副作用、脳卒中などがある。中でも患者数が多いのが「本態性振戦」だ。

 大阪大学大学院医学系研究科神経内科学教授の望月秀樹医師が言う。

「本態性振戦は、原因がはっきりしないふるえで、ふるえ以外の症状はありません。人口の2・5~10%いるといわれ、20代と60代に多い。特定の何かの動作をしようとした時にふるえが起きるため、患者さんは非常に困っています」

 具体的には、字がうまく書けない、箸を使いづらい、コップの水をこぼしてしまう、お酌をする時にこぼす、乾杯ができない、リモコンや携帯電話などの機器がうまく操作できない、身支度をうまくできないなど。人前に出るのが恥ずかしいと、精神的な悩みを抱える人もいる。

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