人前で文字がうまく書けない…そんな手の「ふるえ」は治る

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 本態性振戦では、「食事や着衣など日常生活に支障が出る」「ふるえに対する羞恥心があり、社会生活や仕事に支障が出る」「PCを多く使う、美容師・理容師や職人で仕事に支障が出る」がポイントとなる。

■治療は?

 まずは薬だ。

「第一選択はβブロッカーと抗てんかん薬。ただし薬はめまい、頭痛、吐き気などの副作用があり、ぜんそくなどがあるとβブロッカーは使用できません。また、ふるえがひどい場合は、薬は治療効果が小さい。患者さんにはそれを伝え、手術の選択肢もあると伝えます」

 これまで行われてきた手術は、電極を治療ターゲットに挿入して加熱し凝固巣を作成し、脳の視床を破壊する「高周波凝固術」と、電極を脳内に留意して前胸部などの皮下に植え込んだ刺激装置から電気刺激を発信し、ふるえを抑制する「脳深部刺激療法」だ。

「どちらも頭に穴を開けるため、侵襲性が高かった。しかし2019年に頭に穴を開けない低侵襲性の治療『集束超音波治療(FUS)視床破壊術』が保険適用になりました。頭に穴を開ける手術は受けず、FUSが承認されるのを待っていた患者さんもいます」

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