著者のコラム一覧
松生恒夫医学博士

昭和30(1955)年、東京都出身。松生クリニック院長、医学博士。東京慈恵会医科大学卒。日本消化器内視鏡学会専門医・指導医。地中海式食生活、漢方療法、音楽療法などを診療に取り入れ、治療効果を上げている。近刊「ビートルズの食卓」(グスコー出版)のほか「『腸寿』で老いを防ぐ」(平凡社)、「寿命をのばしたかったら『便秘』を改善しなさい!」(海竜社)など著書多数。

食事にも影響が なぜ、彼らはインドに魅かれていったのか

公開日: 更新日:

 1963年春、母国イギリスでブレークしたビートルズは10月以降、本格的なツアーとレコーディングに追われる日々を送ります。

 64年2月に始まった全米ツアーの時には、ホテルと演奏会場に缶詰めにされ、次の都市でもホテルと演奏会場の往復を繰り返すといった状態で、ほとんど室内に閉じ込められる生活が続きました。

 当時の彼らの食生活は、ステーキ、ソーセージ、卵などの動物性食品と乳製品中心の高カロリー食・高脂肪食が続いていましたが、ビートルズのメンバーがダイエットをしたとか、積極的に運動をしたなどという記録はほとんど残っていません。

 65年2月当時、映画「ヘルプ!」の撮影開始の頃、ジョンは「体がふっくらとしてきた」と話していますが、当時はまだ20代の半ばでしたから、顕著な肥満には結びつかなかったようです。

「ヘルプ!」の撮影中、インド料理店のシーンがあり、その店に置かれていたシタールがジョージの興味を引きました。ジョージはジョンの作った名曲「ノルウェーの森」でシタールを弾いていますが、ジョージのインドへの傾向は、シタールへの興味から始まったものでした。ジョージがインドへの興味を持ち始めると、ジョンが続き、ポールとリンゴも追随します。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか