新型コロナ禍の「暖房と換気」の基本を改めて知っておく

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「冬は気温が下がり、湿度が低くなります。飛沫に含まれるウイルスは飛沫の水分が抜けるため小さく、軽くなり空気中を漂いやすくなるうえ、活性化して感染力を維持したまま長く生きることになります。そのため、外出先で手洗い、マスク、3密回避につとめているだけでは感染を防ぐのは難しい。マスクの隙間からウイルスを吸い込み、感染する可能性はこれまで以上に高くなるからです」

 だからといって、高齢者と接するとき以外、家庭内でマスクをするのは現実的ではない。そのぶん、これからは家庭内でも食事前やトイレ後などに手洗いをする、大声で話さない、食事は大皿から各自が取るのでなく最初から小皿に取り分けておく、水洗トイレを流すときは蓋をする、外出中に使用したマフラーやコートはリビングや寝室に置かない、などにより注意することが大切になる。

■エアコンを使うなら加湿器も併用する

「もうひとつこれからの季節で気をつけたいのは暖房です。多くの家庭ではエアコンを使っていると思いますが、エアコンでは外気と入れ替わらないために、感染者がいた場合は、感染者から吐き出された飛沫が室内にとどまりぐるぐる回り、同じ部屋にいた人を感染させてしまいます。しかも、エアコンだと空気が乾燥したままになります。なので、エアコンで暖をとる家では必ず加湿器を使って室内の湿度は40%以上にしましょう。ウイルスはそれ以下だと活性化することがわかっています」

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