変異種が上陸 会食は極力自粛というが…誰とどこで食べるか

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 英国などで感染拡大している新型コロナウイルスの変異種の国内初の感染者が5人確認された(25日現在)。いずれも英国からの帰国者で10歳未満の子供も含まれている。この変異種は従来種よりもより強力に細胞に結合するため感染力が1・7倍も強いとされ、比較的感染しづらいとされていた子供の感染が懸念されているから心配だ。

 東京では既に新規感染者数が急増していて1カ月後には25日の1日884人から1カ月後には1200人超に拡大するとの見方も出ている。政府は「静かな年末年始」を呼びかけ、感染リスクがとくに高いとする、飲食を伴う会合は自粛するよう国民に要請している。とはいえ、年末年始に誰とも会食しないというわけにはいかない人もいるだろう。どうすればいいのか? 東邦大学医学部名誉教授で循環器疾患が専門の東丸貴信医師に聞いた。

「基本的に同居家族以外の飲食は慎みましょう。家族でも非同居の場合は当面遠慮した方がいいでしょう。家族以外では、行動範囲が把握できていて、リスクが少ないと考えられる相手とのみ4人以下で会食すること。クラスターが5人以上で出ている傾向にあるからです。職場では同じ部署で行動パターンがよく分かっている場合はいいですが、今は職場が同じでも内勤の人と外勤の人が同じ食卓につくのはできるだけ避けた方がよいでしょう」

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