つらさが理解されない…上矢えり奈さん「内斜視」との苦闘

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 1年ぐらいそんな状態でアイドルを続けていたのですが、立ち位置や距離感が分からなくてメンバーにぶつかってしまうし、ファンをまっすぐ見られなかったりして、はたから見れば挙動不審者……。照明の光の影響などもあって、悪化の一途をたどりました。事務所の協力を得ながら東京で病院を探して何カ所も回り、脳のMRIなども受けました。でも原因が分からず、最終的にはいつも「精神的なものじゃないですか?」「ストレスをためないで」という決まり文句でおしまい……。すっかり、病院不信になってしまいました。

 2013年、倦怠感、頭痛、立ちくらみにも悩まされて、「このままではもうステージに立てない」と思い、意を決して誕生日イベントで目の状態やその胸の内を告白しました。

 すると、ファンの方々がそれぞれの地元の名医の情報を教えてくれたのです。その中のひとつに私の地元・静岡の眼科医があり、「ここ、いいかも」となんとなく運命を感じたことが転機になりました。

■眼帯が取れたときの感動は忘れられない


 訪ねてみると、簡単な斜視の検査をしただけで「これ、開散麻痺だね。手術できますよ」と言うではありませんか! それまでどこへ行っても「原因が分からないから手術できない」と言われてきたのに、急に救われて未来が明るくなりました。感動しすぎて「本当に手術できるんですか?」と5回ぐらい聞き返した気がします。それが6年前です。

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