乳児の「夜泣き」を卒業させるために…体内時計を調整する方法

公開日: 更新日:

 夜に寝ない、朝は起きられない、という幼児や小学生らにはどのような対応がいいのか?

「小学生までには、体内時計はすっかり完成されているので、夜寝ない、朝起きられないのは、体内時計が整っていない可能性があります。自分の体内時計が夜型か朝型かを調べるクロノタイプ診断というもので生活スタイルに合った体内時計を得ているかがわかります。体内時計が整っていない場合の改善策は乳児と同じです。就寝時に光を完全に遮断して、睡眠中に音などの刺激を与えないことです。そして朝起きたら、必ずカーテンを開けて光を全身に浴びることが重要です。加えて朝食もきちんと食べる。朝食は一日の活動に必要なエネルギーを得るだけでなく、体内時計のリセット効果が増強されるからです」

 朝食は食べる時間だけでなく、その内容によって体内時計のリセットする度合いが違ってくる。朝食にはタンパク質と炭水化物を取り入れるのがおすすめだという。

「米、麦、トウモロコシといった穀物系の炭水化物は、脂肪を蓄える作用のあるインスリンを多く分泌させます。インスリンは体内時計をリセットする力が強い。同時にインスリンの分泌を促す魚油を多く含む、魚のタンパク質を取るといい。忙しい人はツナ、サバ、イワシなどの缶詰を使って、おにぎりにして食べさせるのも手です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 2

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    安倍元首相銃撃裁判 審理前から山上徹也被告の判決日が決まっている理由

  5. 5

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  1. 6

    マツコ・デラックスがSMAP木村拓哉と顔を合わせた千葉県立犢橋高校とは? かつて牧場だった場所に…

  2. 7

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  3. 8

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  4. 9

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」