死亡事故につながる熱中症は冬でも起こる…長風呂にリスク

公開日: 更新日:

■40度以下のお湯に10分まで

 冬の風呂というと「ヒートショック」がよく知られている。入浴前後の急激な温度変化によって、血圧が大幅に上下動して心血管疾患などを引き起こし、死に至るアクシデントだ。

「これまで、入浴時の事故は浴室や更衣室の冷えと寒さが原因で心筋梗塞を起こすとされてきました。しかし、最近の研究で入浴中に意識を失い救急搬送された患者において心筋梗塞は1%以下だったことがわかりました。もちろんヒートショックへの注意は必要ですが、事故の90%近くは長時間の入浴による熱中症であることが示されています。冬の風呂で熱中症を起こさないためには、浴槽に張るお湯の温度を40度以下に設定し、お湯につかる時間は長くても10分までにとどめるようにしましょう」(梶本氏)

 寒いからこそ熱中症に注意すべし。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々