死亡事故につながる熱中症は冬でも起こる…長風呂にリスク

公開日: 更新日:

 41度の風呂に15分間入浴すると、約800ミリリットルの水分が失われる。体が脱水状態になるとさらに深部体温が上昇しやすくなり、熱中症が重症化する。

 慶応大の研究によると、体温37度前後の健康な人が42度で全身浴した場合、30分足らずで体温が40度に到達することが報告されている。

 寒い冬は、夏よりも熱い湯にじっくり長い時間つかるという人も多い。しかも、気温の低い外気が入ってこないように窓を閉め、換気も不十分になりがちだ。その結果、体温だけでなく脳温度も上昇し、体温制御機能が低下することで熱中症をさらに招きやすくなる。

「とりわけ注意すべきは高齢者です。高齢になると自律神経の働きが衰えて体温の調節機能が落ちます。さらに、高齢者はお湯の熱さや『のぼせた』という感覚も感じにくい。のぼせたなと感じる前の段階で風呂から上がれば熱中症は避けられますが、自覚しないまま長風呂をして熱中症で倒れていたというケースが増えるのです。また、女性は冷え性の緩和やダイエット目的で長湯する人が多い。さらに、最近はスマートフォンをいじりながら長風呂をする若年層が増えていて気付かないうちに長時間、熱い湯につかってしまい、熱中症を起こすケースが頻発しています」(梶本氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    競泳アイドル池江璃花子の初ロマンスに見えてくる「2つの夢」…りくりゅうに続くメダルともうひとつ

  2. 2

    Adoの初“顔出し”が話題 ミステリアス歌手の限界と20年非公表の「GRe4N BOYZ」との違い

  3. 3

    侍Jで待遇格差が浮き彫りに…大谷翔平はもちろん「メジャー組」と「国内組」で大きな隔たり

  4. 4

    侍J髙橋宏斗サイドがドジャースと“濃厚接触”!来オフ移籍は「十分ある」の怪情報

  5. 5

    熱意と覚悟が欠如…国内男子ツアーの衰退を加速させる日本ゴルフツアー機構の“残念さ”  

  1. 6

    平手友梨奈の「路線変更」にファン困惑…迷走の背景にある断ち切れない韓国事務所への“未練”

  2. 7

    弟子を殴った元横綱照ノ富士 どれだけ潔くても厳罰必至か…「酒瓶で…」「女性を庇った」飛び交う情報

  3. 8

    裏金事件で解消した自民党が“派閥復活”の無反省…まさかの「萩生田派」「武田派」結成の兆し

  4. 9

    橋下徹氏がまともに見える皮肉…米イラン攻撃で馬脚を現した「御用文化人」の逃げ腰と保身

  5. 10

    元横綱照ノ富士が“弟子暴行”で角界に大激震! 転籍組との微妙な関係、燻っていた「無理やり改名」の火種