著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

考えれば考えるほど人のための行動を取れなくなるのはなぜ?

公開日: 更新日:

 その結果、利己的、つまり自分の利益を優先する傾向が強い人は、背外側前頭前野(考える脳)が、扁桃体(本能の脳)より大きいことが分かりました。半面、協力をいとわない利他的な人は、扁桃体の方が大きく、活発化していたといいます。本能的かつあれこれ思考を張りめぐらさない人ほど、協力的な人だったというわけです。

「ノーと言えない」「お願いするのが苦手」という方は、押しに弱い性格を弱点と考えるのではなく、利他的、協力的、つまり“武器”として考えてみてください。いざというとき協力できる、人のためを考えられる能力の持ち主なのです。

 そして、仕事を押し付けてくる人をよく観察してみるように。普段から自分だけではなく他の人に対しても協力的でないのであれば、何事も損得勘定で考えてしまう傾向の強い、自分のことしか考えない人……という可能性大。そんな人に、協力的なあなたがあれこれ考え、無駄に協力するのはもったいない。協力傾向が強い人は、本能的に行動する扁桃体が発達しているのですから、心の底から「無理です」と伝えれば、大きな効力を発揮するかもしれませんよ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網