科学的根拠に基づく「老化を遅らせる」4つの方法 研究者が指南

公開日: 更新日:

 さらに、全ての細胞の表面にはAGEと結合する鍵穴(RAGE=レイジ)が存在し、AGEがRAGEと結びつくと細胞に慢性炎症が起こる。その過程でも活性酸素が産生され、活性酸素によって局所でAGEが作られ、鍵穴RAGEが増える。つまり、「糖化でAGE増加」→「酸化が進み活性酸素増加」→「慢性炎症」→「活性酸素産生」→「AGE増加」という悪循環が生じる。

 AGE増加による老化は、見た目の変化はもちろん、心筋梗塞脳梗塞糖尿病、高血圧、骨粗しょう症、アルツハイマー型認知症、うつ、脂肪肝、歯周病がん感染症などの病気の発症リスクを上げる。

 オランダで7万人以上を追跡した研究では、開始時は健康であっても、AGEの体内量が多い人は4年後、死亡率が5倍高いとの結果が出ている。

「一度できたAGEは元には戻らず、簡単に体外に排出されません。ただし、AGEは食事内容や食事の取り方、生活習慣で蓄積しないようにできます」

 AGEを増やさない方法は次の通りだ。

■高GI値の食品の取り方に気を付ける

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小泉進次郎「無知発言」連発、自民党内でも心配される知的レベル…本当に名門コロンビア大に留学?

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    9日間の都議選で露呈した「国民民主党」「再生の道」の凋落ぶり…玉木vs石丸“代表負け比べ”の様相

  5. 5

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  1. 6

    野球少年らに言いたい。ノックよりもキャッチボールに時間をかけよう、指導者は怒り方も研究して欲しい

  2. 7

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    28時間で150回以上…トカラ列島で頻発する地震は「南海トラフ」「カルデラ噴火」の予兆か?

  5. 10

    自転車の歩道通行に反則金…安全運転ならセーフなの? それともアウト?