なぜ紫外線は年々強烈になるのか、どんなリスクが潜んでいるのか?

公開日: 更新日:

 また、目から入る紫外線は脳下垂体を介して色素沈着の増加に関係するホルモン産生を活性化し、メラノサイトという色素産生細胞の数を増やすこともわかっている。そのため、肌を紫外線から守っても目を無防備にすると色黒になりやすいという。

「紫外線は脳にも悪影響をもたらします。発生学的に脳と関係が深い皮膚や目に直接紫外線を浴びると、脳内で分泌される神経伝達物資であるアセチルコリンやアドレナリン、脳内麻薬といわれるドーパミン、エンドルフィン、オキシトシンなどの分泌量が変化します。マウスを使った研究では、慢性的に紫外線の曝露を受けると、麻薬や依存性のある薬剤と同じ経路を介してエンドルフィンが放出されることが分かっています。紫外線への曝露1週間で血中のエンドルフィン値に上昇が見られ、実験後にはマウスに『紫外線禁断症状』が見られたと報告されています。また、私たちの研究において紫外線暴露は記憶・学習能力の低下につながることもわかっています」(前出の平本氏)

 次回は紫外線から身を守る方法について専門家に聞く。

【連載】盛夏に気をつけたい紫外線を徹底攻略

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網