コロナ後に「心不全死者4万人増」と学会が試算 心臓リハビリの重要性

公開日: 更新日:

 そこで、伊東医師が副理事長を務め、全国の医療機関の循環器専門医が役員に名を連ねる「NPO法人ジャパンハートクラブ」では「日本遠隔運動療法協会」と協力して、日本初のオンラインによる生活期心臓リハビリを7月から開始。心筋梗塞や狭心症、心臓弁膜症といった心臓病の治療を終えた患者の再発・再入院予防と、メタボや高血圧糖尿病脂質異常症といった心臓病のリスクを上げる生活習慣病進行予防が目的だ。

 なお、オンライン型の心臓リハビリと、施設通院型の心臓リハビリの有効性は同等と複数のメタ解析(科学的根拠の高い研究手法)の結果から有効性が示されている。

 心臓病を抱える人はもとより、健診でメタボを指摘された人は検討してみてはどうか。

■オンライン型の生活期心臓リハビリ、生活習慣病改善プログラムとは

 医師から処方された「運動処方箋」をもとに、心臓リハビリ指導士と健康運動指導士が心臓に負担をかけない有酸素運動(バイクこぎなど)を指導。オンライン上で患者の体調、運動中の心拍数や顔色をうかがいながら行う。患者同士もオンライン上でつながるのでモチベーションがアップする。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情