なぜいま新型コロナウイルスの空気感染対策が必要なのか? 初冬の豪州ではすれ違い感染が

公開日: 更新日:

ワクチンを2度接種した人はこの先、行動緩和が許されることになるでしょうが、ブレークスルー感染が増えていることを考えれば油断は禁物です。とくに心配なのは空気が乾燥する冬場の空気感染です。豪州では初冬にあたる、今年の6月中旬にシドニーの大型ショッピングセンターですれ違った2人が感染したことが明らかになっています」

■マスクは気密性の高い不織布を

 では何から始めればいいのか? まずは換気だ。

「室内外の温度が異なる冬なら部屋の窓を5センチほど開けることで、換気ができます。暖かい空気が外に出て、冷たい空気が部屋に流れ込むからです。しかし、いまは1時間に2回、窓を大きく開けるだけでは空気の流れができず不十分な場合がある。可能なら扇風機などで室内の空気を外に出すといいでしょう」

 ただし、寒い時季に暖かい部屋にいるのに窓を開けるのは嫌だという人もいるだろう。ならば、いまから熱交換換気装置の設置を検討するのもいい。外気を室内の温度に近づけてから取り入れるので、熱を捨てずに新鮮な空気を入れられて、汚れた空気だけ排気することが可能となる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々