著者のコラム一覧
石原藤樹「北品川藤クリニック」院長

信州大学医学部医学科大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

超音波で肺炎を見つけられる? レントゲンより正確なケースも

公開日: 更新日:

 肺炎は高齢者の死因としても大きな比率を占めていますし、新型コロナウイルス感染症でも、重症化の大きな原因となる病気です。

 肺炎の診断は胸のレントゲン撮影やCT検査で行われることが通常ですが、寝たきりの高齢者では自宅での検査は困難です。また、新型コロナウイルス感染症で自宅療養をしているような時にも、その診断は難しいのが実際です。そのために、手遅れになって亡くなることがあるのです。

 それでは、肺炎の有無をもっと簡単に調べる方法はないのでしょうか? 最近、注目されているのが超音波(エコー)検査です。人間ドックなどでお腹の検査として行われていますし、妊娠した女性では赤ちゃんの育ち方を見ることもできます。

 ただ、超音波は空気に邪魔されてしまうので、肺のような空気のある場所の検査には不向きだとこれまで考えられていました。しかし、最近の研究により、超音波でも肺炎が見つかることが徐々に分かってきたのです。

 2015年、呼吸器の専門誌に掲載された論文によると、熟練した医師や技師による超音波検査は、レントゲン検査よりむしろ正確に、肺炎の有無を診断できた、という結果が報告されています。超音波検査は携帯型の装置が開発されていて、訪問診療や事故現場での救急医療でも活用されています。今後、肺炎の診断はレントゲンよりも超音波、という時代になるかもしれません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ