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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

太らないために正月休み前に知っておいてほしい2つのこと

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 2020年の本連載も今回が最後。読者のみなさんの中には、ひと足早く仕事納めをした方もいるのではないでしょうか? 例年、年末年始は太りやすく、結果的に血糖、血圧脂質の数値が上がりやすい。理由としては、忘年会、新年会で摂取カロリーや飲酒量が増えること。お正月で非日常の日々が続き、生活スタイルが乱れやすいこと。“食っちゃ寝”の数日間で、しかも食べるものが塩分や砂糖の量が多いおせち料理、太りやすい餅に偏りがちなことなどが挙げられます。

 血糖、血圧、脂質は一年の中でも変動し、秋から冬は、春から夏にかけての季節より数値が高くなることも、私たちの研究で明らかになっています。食生活の乱れ、活動量の減少、季節的な要因というトリプルパンチで「年明け、測定したらびっくり」とならないように、少しだけ気をつけた年末年始を過ごしてください。

 休み期間中、ぜひみなさんにやっていただきたいのは、1日のうち1回は、ストレッチや軽い運動をすること。テレビを見ながらつま先立ちをするのでもいい。スクワットもお勧めです。自宅の中ででき、筋肉量が多い下半身を鍛えられます。人通りが少ない場所を散歩するのもいい。

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