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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

飲む機会が増えるからこそ改めて知っておきたいお酒の知識

公開日: 更新日:

 コロナ禍でなかなか開催されなかった忘年会や新年会が復活し、年末年始にお酒を飲む機会が増える方も多いのではないでしょうか? 日本栄養士協会や厚生労働省は、お酒は適量の場合はストレス解消の効果を期待できるが、量が増えると確実に健康に影響が起こるとして、1日のアルコール摂取量の目安を「純アルコール量で約20g程度」としています。また、女性や高齢者、飲酒後にフラッシング反応を起こす人は、これより飲酒量を少なくすべきであると推奨しています。

 アルコール飲料に換算すると、ビール(アルコール度数5%)は中びん1本(500mL)、日本酒(15%)は1合(180mL)、焼酎(25%)は0.6合(約110mL)、ウイスキー(45%)はダブル1杯(60mL)、ワイン(14%)は1/4本(約180mL)、缶チューハイ(5%)は1.5缶(約520mL)となります。

 この「20gのアルコール」とは、一体どんな水準で定めているのでしょうか。個人差はありますが、一般的に1時間で代謝するアルコールは「0.1×体重g」。体重60kgの人だと1時間で0.6gです。アルコールは約3時間程度で代謝されるのが体に負担がかからないことがわかっていますので、20g程度とされているわけです。

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