ポルノスターまりかさん 米国での乳がん手術を振り返る 両胸全摘でも仕事続け殿堂入り

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 腫瘍は右胸だけだったのに両胸を全摘した理由は、主にポルノの仕事に復帰するためです。初めは乳房の温存しか考えていませんでした。でも部分切除だとその後に放射線治療が必須で、やけどのような痕が残る上に皮膚が硬くなって、乳房再建が難しくなるというデメリットを聞きました。

 一方で全摘出すれば乳房の同時再建ができ、傷はメークで隠せるレベルになる。さらに、再発の危険性を考えれば両胸の全摘出がベストだという結論に至りました。

 2回目の手術は2019年3月でした。センチネルリンパ節生検と両胸全摘出と乳房再建をすべて含めて手術は9時間に及びました。一番痛かったのは、乳頭からインクを注射するリンパ節生検です。通称「世界で一番痛い注射」と言われています。リンパの入り口が青く染まるので、その組織を採って手術中にリンパ節転移の有無を調べるのです。

 幸い転移はなかったものの、がんが大きかったので術後のダメージが大きく、予想以上に胸が回復しませんでした。数カ月後に乳首が取れてしまったのでその再建や、撮影に適したナチュラルな胸にするためにお腹や腿の脂肪を入れる手術もしました。

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