大腸カプセル内視鏡検査は5ミリ以上のポリープを94%発見

公開日: 更新日:

 他にも、難治性の高血圧、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、心不全、高度肥満糖尿病高血圧症・脂質異常症・閉塞性睡眠時無呼吸症候群のいずれかひとつ以上を合併している患者も対象になる。

 大腸カプセル内視鏡システムは、「カプセル型内視鏡」と、肩にかけて持ち運べる「レコーダー(記録装置)」で構成される。内視鏡には前後2方向が撮影できる小型カメラ、バッテリー、LED光源が装備され、サイズは約12ミリ×約32ミリ。のみ込むと腸管の蠕動(ぜんどう)運動によって進みながら、約10時間にわたって画像が自動で撮影される。そのデータが患者の体に貼り付けたセンサーを経由して、レコーダーに転送される仕組みだ。

「いまの機種は第2世代で、機能も進歩しています。大腸カプセルは通常毎秒4コマで撮影して進みますが、大腸の中をカプセルが速く進んでいるときは最高毎秒35コマで詳細に撮影されます。国内の多施設研究の成績で、5ミリ以上の大きさのポリープも94%で発見できると報告しました」

 大腸カプセル内視鏡を受ける際は、従来の大腸内視鏡検査と同様に下剤を使うが、下剤の服用量は若干多くなるという。検査費用は3割負担の場合で3万円程度になる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理