著者のコラム一覧
田中智子「うぐいすヘルスケア株式会社」代表取締役

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

子供の聞こえづらさ対策の遅れは生活や学習に大きく影響

公開日: 更新日:

 補聴器の可能性を知っていただくため、前回に続いてお子さんの難聴と補聴器の役割についてお話ししたいと思います。

 聞こえづらさがあっても、お子さんはそれを口に出して訴えられません。特に軽度の場合、大きい音にはしっかり反応するため、周囲の大人も気づきにくい傾向があります。

 しかし成長の過程で、言葉の遅れや発音の様子から、「もしかして」と思う場面が出てくるかもしれません。生まれながらにして両耳に障害のある赤ちゃんは1000人に1~2人いるといわれています。

 聞こえにくい状態が長期間続いてしまうと、音声の獲得が困難になり、その後の生活や学習にも大きく影響が出てきます。出来るだけ早いタイミングで難聴を発見し、適切な治療や、人工内耳の検討、補聴器の装用などを行うことが求められます。

 先天性難聴の原因のひとつに妊娠中のお母さんが風疹にかかり、赤ちゃんが風疹ウイルスに感染してしまうことがあります。妊娠を希望する女性はパートナーと共に風疹の予防接種を受けておくことも大事でしょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    草間リチャード敬太容疑者が逮捕…コンビニバイトと掛け持ちの苦労人だったが横山裕のセレクトに難あり?

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  4. 4

    俺と巨人ガルベスの大乱闘の一部始終…落合博満さんのヘッドロックには気を失いかけた

  5. 5

    マエケンの「DeNA入り」が急浮上! 古巣広島まさかのNO、巨人はマー君が足かせで動けず

  1. 6

    まさかの故障で失意の最中「お前はラッキー」…トシさんの言葉がなければ今の俺はいない

  2. 7

    DeNA次期監督候補に谷繁元信氏が浮上…南場智子オーナーのイチオシ、本人も願ったりかなったり

  3. 8

    米倉涼子の"体調問題"が各界に波紋…空白の1カ月間に一体何が? ドラマ降板情報も

  4. 9

    参政党の党勢拡大に早くも陰り…「聖地」加賀市で“親密”現職市長が惨敗落選の波乱

  5. 10

    公明党が「自民との連立離脱も辞さず」の背景…まさかの“国政撤退”もあり得る深刻事情