悪性リンパ腫と闘う若者は友人の死に泣きながらギターを弾いていた
                        
 D医師は、以前から「若い患者同士は、病気と闘う同じ戦士だった。そしてA君は仲間の若い患者たちの心の支えになっていた」と思っていました。病気と闘い、先が見えない不安を抱え、仕事を失い、なおも病気と闘い、仲間を支え、ギターを弾く……それがA君の最期の生きる姿でした。
 いま、がんの診療は外来治療が中心となり、そしてがん相談支援室やがん経験者によるピアサポートも可能となっています。しかし、その利用は少ないようです。
 A君は最後の入院の時だけは、病院にギターを持ち込んではいませんでした。                    

 
                             
                                     
                                        



















 
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
         
         
         
         
         
         
         
         
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                