甲状腺がんは「早期発見・早期治療」が死亡率減少につながらない

公開日: 更新日:

 甲状腺がんの種類は細胞診で調べられる。90%が乳頭がんなので、ほとんどの人は乳頭がんと診断されるだろう。そうなれば、次は超低リスク群か、手術やその他の治療が速やかに必要な高リスク群か。遠隔転移の有無、年代、大きさ、他臓器への激しい浸潤の有無などで分類される。

 乳頭がん以外の種類の甲状腺がん(未分化がんや髄様がんなど)であれば、手術、分子標的薬(遺伝子変異によって作られた異常なタンパク質を標的とする薬)、放射性ヨウ素内服療法、TSH抑制療法(甲状腺刺激ホルモン=TSHを薬で抑制する)など、その種類に応じた、エビデンスのある治療が選択される。必要に応じて、遺伝子検査も行われる。

 残念ながら未分化がんは日単位で症状が進行するが、それ以外は高リスクでも進行は月単位より遅い。セカンドオピニオンを受ける時間はある。 

 避けたいのは、「経過観察で対応できたのに全摘された」「適切なタイミングで遺伝子検査が行われなかったために分子標的薬の治療が遅れた」など、方向性の違う治療を受けてしまうことだ。

■主な症状は 甲状腺がんの主な症状は首のしこり。「声かすれ」「のみ込みにくさ」などもあるが、まれだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  3. 3

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    東京・大井町、OIMACHI TRACKSと対照的な東小路飲食店街、商店街理事長が直面する2つの問題

  1. 6

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  2. 7

    「山口組」抗争指定解除へ、それでも対立は続く…6代目幹部「喜ぶのは早い」

  3. 8

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  4. 9

    止まらない高市首相SNS発信に官邸総動員の実態…この週末は3日間で11連投も「ゴキブリ」投稿で大炎上

  5. 10

    清水アキラさんが三男急死の直前に語っていた“せがれ”のこと 良太郎さんに口説かれものまねショー復帰