著者のコラム一覧
下山祐人あけぼの診療所院長

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

コロナに感染した外国人観光客からオンライン診療の依頼が

公開日: 更新日:

 先日のことです。コロナを発症した外国人観光客のオンライン診療を行いました。

 その方は、15歳の女性。夜、突然発熱し、咽頭痛もあったため、PCR検査を受けたところ、陽性と判明。保健所から医療機関の診断が必要との指示をされ、旅行会社が対応できる医療機関をネットで検索し、当診療所を見つけ、患者さんに代わってツアーコンダクターさんから連絡が来たのでした。

 さっそく私は保健所と連携を取り、療養ホテルへ移動するように要請。現在は宿泊していたホテルから、決められた療養場所に移動して過ごしています。幸いにも熱はすぐ下がり、大事には至っていないご様子です。

 その際、在宅往診の間の時間を縫って、本人とも何度かオンラインでやりとりしました。患者さんは日本語が話せないので、慣れない英語での対応となりましたが、比較的スムーズに問診することができました。

 こういったオンライン診療の場合、通常はLINEアプリを利用するのですが、その方の出身国の都合上、LINEアカウントをお持ちでなかったため、電話による診療となりました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発