乳がん経験者だからわかること(上)マンモと超音波検査の2本立てで早期発見を狙う

公開日: 更新日:

「私は乳がんが見つかる前にマンモを受けていたのですが、それは異常なしでした」(EMIさん)

 日本人は「高濃度乳腺」という乳腺が多い乳房の人が多い。特に、若い人では顕著だ。高濃度乳腺の場合、マンモでは全体的に白っぽく見え、がんがあっても埋もれてしまう。EMIさんがまさにそうだった。

 黒田さんが言う。

「高濃度乳腺の人がマンモで乳がんの有無をチェックするのは、雪山で白ウサギを探すようなもの。高濃度乳腺かどうか、検査時に文書や口頭で通知してくれる自治体もあれば、そうでないところもある。もし何も言われなければ、自分から詳細な判定結果を聞くこともできる。必要に応じてエコーも同時に受けた方がいい」

【婦人科を受診していても見つからないことがある】

 黒田さんは2009年、40歳の時に初めて受けた自治体の乳がん検診で、5センチほどの乳がんが見つかった。当時、娘さんが5歳で、その何年か前まで妊娠、出産におけるその後のケアで、婦人科を受診していた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    国分太一の不祥事からたった5日…TOKIOが電撃解散した「2つの理由」

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  3. 8

    「ミタゾノ」松岡昌宏は旧ジャニタレたちの“鑑”? TOKIOで唯一オファーが絶えないワケ

  4. 9

    中居正広氏=フジ問題 トラブル後の『早いうちにふつうのやつね』メールの報道で事態さらに混迷

  5. 10

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償