著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【白ごま】「肺」に潤いを与えドライアイや呼吸器系トラブルを改善

公開日: 更新日:

 加齢による目の不調といえば老眼ですが、「ドライアイ」も現れやすい症状です。涙液の量や質が低下することによって、目の乾き、疲れ目、異物感、かすみといった症状が引き起こされた状態を指します。

 目の表面には液層・油層・ムチン層からなる「涙液層」があり、それによって潤いが保たれ、乾燥を防いでいます。しかし、年齢を重ねると分泌される涙の量が少なくなり、その質も悪くなります。さらに、涙の蒸発も加速します。涙液層のもっとも外側にある油層は油膜によって涙の蒸発を防止していますが、油の分泌量も加齢によって減少するためです。

 ドライアイは、パソコンやスマホなどによる目の酷使でも引き起こされやすくなります。また、エアコンによる室内の乾燥も症状を悪化させる原因です。そもそも秋から冬にかけては、目が乾燥しがちなシーズン。暖房の悪影響を防ぐためにも、ドライアイ対策を講じたい時季といえます。

 薬膳において、ドライアイの改善におすすめなのが白ごま。目にたっぷりと潤いを与える優れた働きがあるのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」