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田中智子「うぐいすヘルスケア株式会社」代表取締役

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

補聴器で会話が聞こえるようになったら新しいことを始めたくなった

公開日: 更新日:

 70代後半の女性のお客さまがいらっしゃいました。長年の趣味が、麻雀。ところが、近ごろはそこでの会話が聞こえづらくなり、行きたくないと思うことも増え、一時は落ち込んでいらっしゃったそうです。ある時、このままじゃだめだと思い立ち、当社に来店され、補聴器を購入されたのでした。

 その後は補聴器をつける生活にも慣れ、麻雀も楽しめるようになり、ゲーム中のおしゃべりを楽しまれているとのこと。さらに近ごろは地域のプール体操教室にも通ってみたいと思うようになられるなど、補聴器の装着を機にどんどん新しいことを始めようと意欲が湧いてきたと、ワクワクした顔でお話ししてくださいました。

 最近の研究で、社会とのつながりと、死亡率との間には因果関係があるということが分かってきました。

 米国のブリガムヤング大学の報告によると、孤独による死亡リスクは、1日にたばこを15本吸うことに匹敵し、日常的な運動不足よりリスクを高めるということです。

 また、社会的なつながりを持つ人は、持たない人に比べて、早期死亡リスクも50%低下する、という報告もあります。

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