著者のコラム一覧
田中智子「うぐいすヘルスケア株式会社」代表取締役

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

補聴器で会話が聞こえるようになったら新しいことを始めたくなった

公開日: 更新日:

 70代後半の女性のお客さまがいらっしゃいました。長年の趣味が、麻雀。ところが、近ごろはそこでの会話が聞こえづらくなり、行きたくないと思うことも増え、一時は落ち込んでいらっしゃったそうです。ある時、このままじゃだめだと思い立ち、当社に来店され、補聴器を購入されたのでした。

 その後は補聴器をつける生活にも慣れ、麻雀も楽しめるようになり、ゲーム中のおしゃべりを楽しまれているとのこと。さらに近ごろは地域のプール体操教室にも通ってみたいと思うようになられるなど、補聴器の装着を機にどんどん新しいことを始めようと意欲が湧いてきたと、ワクワクした顔でお話ししてくださいました。

 最近の研究で、社会とのつながりと、死亡率との間には因果関係があるということが分かってきました。

 米国のブリガムヤング大学の報告によると、孤独による死亡リスクは、1日にたばこを15本吸うことに匹敵し、日常的な運動不足よりリスクを高めるということです。

 また、社会的なつながりを持つ人は、持たない人に比べて、早期死亡リスクも50%低下する、という報告もあります。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」