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永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

【中性脂肪(TG)】高い中高年は糖尿病や腎臓病の遠因に

公開日: 更新日:

 しかし、多くのサラリーマンは「要注意」のカテゴリーに属しているのではないでしょうか。肥満気味で、食べすぎや運動不足など、思い当たる節があるのでは……(筆者もその一人ですが)。

 もちろん高いからといって、すぐにどうなるわけではありません。ただ余分に食べた脂肪は、皮下や内臓の周りに蓄積されて、糖尿病腎臓病などさまざまな生活習慣病の遠因になります。また肝臓にたまると脂肪肝になり、そこからまれに肝硬変や肝がんなどに進むことがあります。脂肪肝と言われたら、年に1回、超音波検査を受けておいたほうがよさそうです。

 なお、食後に中性脂肪が大きく跳ね上がる体質の人が、少なからずいます。ですから「いい結果」を望むなら、食後10時間以上空けてから採血に臨んだほうがいいでしょう。

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