著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学元教授、医事評論家

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

【HbA1c】過去1~2カ月の血糖値の平均を反映 前日の食事では変化しない

公開日: 更新日:

「空腹時血糖値」は知っていても、「HbA1c」を知らない人は多いと思います。これも糖尿病関連の項目です。

 血糖値は、職場健診に含めることが法律で義務付けられていますが、こちらは任意です。しかし大半の会社が、検査項目に入れているはずです。

「糖化ヘモグロビン」とも呼ばれています。ヘモグロビンは、赤血球の中に大量に含まれる、酸素運搬用のタンパク質です。これに血糖(血液中のブドウ糖)が結合したものが、糖化ヘモグロビンです。

 赤血球は骨髄で作られますが、このときすでに、その内部にヘモグロビンが格納されています。この段階では、まだヘモグロビンは糖化されていません。しかし赤血球が血管に出てくると、ヘモグロビンがブドウ糖にさらされて徐々に糖化が進みます。もちろん血糖値が高いほど、糖化のスピードも上がります。

 ただし赤血球の寿命は約3~4カ月。糖化ヘモグロビンもろとも脾臓で破壊され、新しい赤血球が骨髄から供給されてきます。そのため糖化ヘモグロビンも、赤血球の寿命と同じと考えられますが、医学的にはもっと短い「過去1~2カ月」の血糖値の平均を反映しているとされています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「24時間テレビ」SixTONES起用もマラソン募金額46%減で“旧ジャニーズ一極集中”は終焉へ

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    NHK出演にSNSでは抗議の声も…彬子女王と伊藤穰一氏をつなぐ「裏千家」とブータン王室の深い関係

  4. 4

    (2)「おニャン子クラブ」の二の舞いを回避した「順位付け」という競争原理はグループを飛躍的に活性化させた

  5. 5

    「タンス預金2000万円」相続税はどうやってバレる? 税務署が追う“亡き親の出金”

  1. 6

    一発で免許停止も…9月から法定速度改正「時速30キロ」生活道路の見分け方

  2. 7

    水前寺清子(1)作詞家・星野哲郎への恩と愛称「チータ」誕生の理由

  3. 8

    自民党内に内閣改造の“タマ”がいない…女性閣僚「目玉不在」に高市首相が“苦悶”

  4. 9

    24時間マラソン完走後にSNSで“陰謀論”が拡散 星野真里に上がった「車移動説」のお粗末

  5. 10

    止まらない「人手不足倒産」…8月は過去最多を記録、もはや“ブラック企業”は成り立たない