糖尿病で腎臓が悪くなったら眼科医の受診を検討すべし…欧米の生物医学専門紙に掲載

公開日: 更新日:

 糖尿病で高血糖になると、全身の細い血管や神経に障害が出た結果として糖尿病患者特有の病気が現れる。有名なのが「糖尿病腎症」「糖尿病網膜症」「糖尿病神経障害」といった糖尿病の3大合併症。目の場合は、糖尿病網膜症以外に糖尿病黄斑症がある。これらの合併症は患者の体質によってそれぞれ別個に独立して現れると勘違いしている人もいるが、いずれも相関関係がある。どれかひとつでも症状が現れたときには他の病状も進んでいると考えた方がいい。

 糖尿病になって長い期間経つと目が見えにくい、と感じる人が少なくない。事実、2型糖尿病の患者は最大21%は糖尿病の最初の診断時に網膜症を患っており、時間の経過とともにほとんどの患者が発症する。糖尿病患者1000万人中3割の300万人が糖尿病網膜症を患っているという話もある。

「糖尿病の発症から3~5年は視力に関係する網膜症はほとんど現れませんが、10年以上なら50%、20年以上なら80%が網膜症を発症していると言われます」

 こう言うのは「自由が丘清澤眼科」(東京・目黒区)の清澤源弘院長だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか