糖尿病で腎臓が悪くなったら眼科医の受診を検討すべし…欧米の生物医学専門紙に掲載

公開日: 更新日:

 糖尿病網膜症は血糖値が上昇することで網膜の血管が詰まったり、破れたりして目の中の細胞が酸素や栄養不足に陥り、それを補うための粗悪な新生血管が伸びてきて出血を繰り返す。その結果、視野が狭くなったり、目がかすんだり、視力が低下する病気のことをいう。ちなみに網膜は映画館にたとえるとスクリーンの役割を果たす重要な組織だ。

 問題は、この糖尿病網膜症は糖尿病黄斑症と大いに連動していることだ。

「糖尿病黄斑症は糖尿病網膜症の病態のひとつです。黄斑とは網膜の中心にある、物を見るための最も敏感な部分です。この部分の毛細血管が詰まったりすると、血液の成分や脂質分などが網膜内に染み出して黄斑浮腫を起こします。症状としては物がゆがんだり、視力が低下したりします。進行すれば失明することもあります。糖尿病網膜症は、症状が自覚しにくく、発見されづらい。しかし、黄斑症を発症すれば、ある日突然、視野がゆがんだり、中央が真っ黒になるなどするため、すぐにわかります。人によっては糖尿病網膜症の初期段階で起きる人もいます」


■糖尿病の腎症と網膜症は並行して進行する

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束