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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【カルダモン】消化を促し口臭や酒臭さを消す「スパイスの女王」

公開日: 更新日:

 カルダモンは古代エジプトで「聖なる香煙」とされ、神殿での祈祷の際に使われたり、古代の権力者が毒殺の危険から身を守るための解毒剤として使われてきました。原産地であるインドでは、コショウを「スパイスの王様」、カルダモンを「スパイスの女王」と呼び、カレー料理に欠かせない重要な成分としています。肉料理やケーキの風味付けにも使われるほか、実を潰さず丸ごと加えたピラフやカレーなどは、お客さまをもてなす料理とされています。

 カルダモンはスパイスとして多くの料理に使用されるだけでなく、お茶として飲まれることもあります。サウジアラビアでは、「ガーワ」と呼ばれるカルダモンコーヒーがおもてなしの飲み物になっています。真ちゅう製のコーヒーポットの口に、割ったカルダモンを数粒詰めて注いだコーヒーはなんとも言えない高貴な風味がします。

 食後のお茶としてもおすすめされる理由は、消化促進の効果があるためです。口の中に入れることで唾液分泌を促進し、胃を刺激して胃液の分泌を促すため、消化を促進します。

 ラットの実験にはなりますが、カルダモンに抗炎症作用や胃潰瘍予防効果があることが報告されています。

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