絶対に熱中症にならないために…こまめな水分補給にプラスしたい「3つのポイント」

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 猛烈な暑さだ。熱中症で救急搬送される人は、かなりの数にのぼる。熱中症で倒れないために、いま私たちは何をすべきか。

■若者が熱中症で重篤化する理由

 連日のようにニュースで熱中症が取り上げられ、「こまめな水分補給を」と専門家が呼びかけている。それなのに、なぜ、これほどまでに多くの人が熱中症で救急搬送されるのか。

「熱中症を遠い存在と思い、自分だけはならないという過信があるのではないか。それが落とし穴になり、気がついた時には熱中症で体が動かない状態になっている」

 こう指摘するのは、熱中症対策に詳しい済生会横浜市東部病院患者支援センター長・栄養部部長の谷口英喜医師。熱中症は、体力がある・なしに関係なく、また年齢に関係なく、誰にでも起こる。

「もちろん、乳幼児や高齢者、糖尿病など持病がある人の方がなりやすい。しかし健康で若い人は、高齢者より体力がある分、無理をしがち。また熱中症の初期症状の段階ではいつもと違うと感じても、『これくらいなら』と我慢してしまう。周囲が気づいた段階では、すでに重篤化の段階に至っていることもあるのです」(谷口医師=以下同)

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