著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

ナチュラルな女性と一緒にいる男性は実際より評価が高くなる

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 あばた顔であっても、恋をしている人にはえくぼのように好意的に見えてしまう……。そんな甘酸っぱい経験を持つ方は少なくないのではないでしょうか?

 見た目に限った話ではなく、パートナーや好意を寄せている人に対して「ちょっと抜けているところもあるけど、そこがまた魅力的なんだよね」などなど、内面的な部分に対しても“あばたもえくぼ”と解釈することもありますから、“恋は盲目”とはよく言ったものです。

 ハロー効果という心理学的現象があります。ある対象を評価するときに、それが持つ顕著な特徴に引きずられ、他の特徴の評価が見えづらくなる現象です。

 たとえば、すこしぽっちゃり体形だったとしても、ファッションセンスが抜群で洋服を着こなしていたら「カワイイ」「オシャレ」が顕著な特徴となり、本来であればネガティブ要素になりかねないぽっちゃりがかすんでしまうような現象です。

 その逆もしかりで、どんなにイケメンでも清潔感がなく、髪もボサボサだったら、イケメンという良いイメージよりも、不潔という良くないイメージが先行し、その人の全体的な評価まで変えてしまいます。

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