著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

ナチュラルな女性と一緒にいる男性は実際より評価が高くなる

公開日: 更新日:

 あばた顔であっても、恋をしている人にはえくぼのように好意的に見えてしまう……。そんな甘酸っぱい経験を持つ方は少なくないのではないでしょうか?

 見た目に限った話ではなく、パートナーや好意を寄せている人に対して「ちょっと抜けているところもあるけど、そこがまた魅力的なんだよね」などなど、内面的な部分に対しても“あばたもえくぼ”と解釈することもありますから、“恋は盲目”とはよく言ったものです。

 ハロー効果という心理学的現象があります。ある対象を評価するときに、それが持つ顕著な特徴に引きずられ、他の特徴の評価が見えづらくなる現象です。

 たとえば、すこしぽっちゃり体形だったとしても、ファッションセンスが抜群で洋服を着こなしていたら「カワイイ」「オシャレ」が顕著な特徴となり、本来であればネガティブ要素になりかねないぽっちゃりがかすんでしまうような現象です。

 その逆もしかりで、どんなにイケメンでも清潔感がなく、髪もボサボサだったら、イケメンという良いイメージよりも、不潔という良くないイメージが先行し、その人の全体的な評価まで変えてしまいます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー