世界初の「歯磨き剤」は何が違う? 23年間の研究の末に開発した歯科医師に聞いた

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抗真菌作用のある成分を高濃度に配合

 だからこそ歯周病は予防が大切なのであり、そのための歯磨きが重要になる。

「歯周病の元凶であるバイオフィルムは強力で、それを破壊・除去するには歯磨きという機械的動作が必要です。しかし、歯周ポケット内のバイオフィルムを歯磨きでその大部分を破壊・除去するのは難しい。そこで、まずはその前の段階、つまりバイオフィルムを形成できにくい状態にすることが重要になります。それには薬剤で口腔内のバイオフィルムの形成に深くかかわっている真菌の数を減らすことが重要になるのです」

 木村院長は患者のために23年前から抗真菌剤配合の歯磨き剤による歯周病や虫歯予防の研究・開発に着手。2017年には「抗真菌剤の長期使用が歯垢量を減らし歯垢の粘着性も低下させる」ことを鶴見大学歯学部の前田伸子教授や製薬会社との共同研究で明らかにしている。

「すでにこの理論と同じような考え方で、抗真菌剤であるカプリン酸入りの低濃度のタブレットが他社から発売されています。カプリン酸は食品のココナツオイルや薬草のドクダミ草に含まれる成分で、日常的に摂取しても問題ない脂肪酸の一種。今回はこの効果を上げるために純粋のカプリン酸を歯磨き剤として唯一高濃度に配合。さらに厳選された5種類の精油とカプリン酸と相性の良いポリフェノールや植物性のサポニンを加えた歯磨き剤を世界で初めて開発したのです」

 特許出願済みの「植物の戦う力」は現在、大手ネット通販で限定発売中。就寝前に使うと効果が上がるという。

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