感染者数が昨年の2倍に急増中…「マイコプラズマ肺炎」にご用心

公開日: 更新日:

 また、マイコプラズマ肺炎は肝障害を起こしやすいことから、ALTやASTの値を血液検査でチェックするという。確定診断には、マイコプラズマは赤血球にくっつく作用があるため、判断材料のひとつとして赤血球の凝集の有無を確認する寒冷凝集反応の数値をチェックしたり、初期と治ったあとの血液中の抗体価を比較する。

「発熱時(急性期)と症状が治まった2週間後(回復期)に採血で抗体検査を行い、比較して4倍以上の上昇が見られることが条件です。成人の場合、気道の炎症によって分泌物が増え、小児に比べて乾咳から痰が絡む咳になりやすい喘息によく似た症状が長く続くことがあるため治療が必要です」

 治療薬の選択も重要だという。マイコプラズマには一般の細菌性肺炎に効果が高いペニシリンやセフェム系抗生物質が効かず、テトラサイクリン系、マクロライド系、ニューキノロン系の3種類が有効とされている。

「ただ、小児の場合、マクロライド系は聴覚障害のリスクがあり、マクロライド系の中で有名なクラリスロマイシンは、日本人では子供から成人までの50~93%が肺炎マイコプラズマに対して耐性を示すと報告されています。さらにテトラサイクリン系も小児では歯が黄色くなる副作用が知られているので、リスクを回避するためにもマクロライド系のジスロマックやニューキノロン系をなるべく処方しています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”