著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

「ウチ」と「ソト」の言葉を切り替えて相手の心をつかむ

公開日: 更新日:

 世界中のどの言語にも、「ウチのことば」と「ソトのことば」の区別があります。

「ウチのことば」は、内輪のことば、つまり仲間同士の言葉です。日本で「タメ口」と呼ばれるものや、方言などは分かりやすい「ウチのことば」です。

 対して、「ソトのことば」は、知らない人と話したり、公の場で話したりする際に使う言葉です。日本語では、多くの場合、敬語が「ソトのことば」の役割を果たします。知らない人は、自分の心の中にあるなわばりの外側にいる人です。相手からしても、話し手は自分のなわばりの外にいる人。お互いに相手のなわばりに入り込まないように気を配るため、おのずと敬語を使うようになるわけですね。

「ウチのことば」と「ソトのことば」を効果的に切り替えると、ぐっと相手との距離は縮められます。たとえば、少し昔の話になりますが、元お笑い芸人東国原英夫氏が、宮崎県知事選の演説の中で、「どげんかせんといかん」と、宮崎の方言を使ったことで県民の心をつかんだという有名な話があります。これも、「ウチのことば」と「ソトのことば」を巧みに利用した話術と言えます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    U18高校代表16人の全進路が判明! プロ志望7人、早大&青学だけで計4人、社会人は2人

  2. 2

    中学時代をジャージーで過ごした鈴木奈穂子が、法政大女子高から大学に内部進学してNHK人気アナになるまで

  3. 3

    巨人“37歳大物トリオ”の来季はどうなる?「田中将大は楽天に帰すのでは」の見立てまで

  4. 4

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  5. 5

    北島三郎(4)「毎日が目標です。後ろへは戻れない」 地元・八王子のイベントで生涯現役宣言

  1. 6

    大関復帰の安青錦、ケガ完治せずも休まぬワケ 「横綱」年内昇進までノンストップで駆け上がる?

  2. 7

    巨人・阿部前監督「9月復帰」情報の真偽…読売グループ内には同情論も、懸案は…?

  3. 8

    WEST.重岡大毅の結婚にファンの怒りと落胆…“祝福されないアイドル”がやらかす「3つの誤算」

  4. 9

    大谷翔平「古巣エンゼルス復帰」の仰天情報! エ軍球団売却とド軍オーナー不祥事が招く急展開

  5. 10

    俳優・山口馬木也さん「藤田まことさんは『飲め、飲め』と息子のようにかわいがってくれた」