白内障手術失敗体験談(4)搬送直前に1万3520円を請求された

公開日: 更新日:

 白内障手術の失敗のリカバリーのため大手総合病院へ緊急搬送された私の右目はどのようなことになっていたのか。水晶体はカメラのレンズの役目があります。水晶体が失われることによってピント調整ができず、目の前にすりガラスを置かれたような状況で、なおかつ視野全体に黒いゴミのようにものが散らばっている。そんな悲惨な状況に陥ってしまったのです。

 眼科医院で、これ以上の手術続行は「うちでは無理」と判断されたのも当然です。結論から言うとこの判断は間違っておらず、搬送先の大きな総合病院でリカバリーの手術を受けることでダメージを最小限に抑え込むことができたのです。とはいえ、このときは自分の身の上に起きた不幸を嘆くしかありません。

 驚いたのは手術を中断した眼科医院のその後の対応です。右目にガーゼをあてられ待合室で待っていると、受付の女性から「こちらが今日の請求です」と治療費を請求されました。手術代を含む1万3520円。前期高齢者の私は医療費の2割負担ということでこの金額でした。手術途中で放り出されたうえに、いまこのタイミングで治療費を請求するとは……。釈然としないまま支払いました。とにかくいまは右目のトラブルをなんとかしないと……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  2. 2

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 3

    箱根駅伝は「勝者のノウハウ」のある我々が勝つ!出雲の7位から良い流れが作れています

  4. 4

    女子プロレス転向フワちゃんいきなり正念場か…関係者が懸念するタレント時代からの“負の行状”

  5. 5

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  3. 8

    学歴詐称問題の伊東市長より“東洋大生らしい”フワちゃんの意外な一面…ちゃんと卒業、3カ国語ペラペラ

  4. 9

    村上宗隆、岡本和真、今井達也のお値段は?米スカウト&専門家が下すガチ評価

  5. 10

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方