著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

勉強後に筋トレをすると記憶力がアップする…5分でも効果あり

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 その後、片方のグループにはレッグエクステンションマシンを各脚50回ずつ行ってもらい、もう片方のグループには椅子にただ座ってもらったそうです。前者のグループAには筋トレを、後者のグループBには筋トレをさせないという条件を課したわけですね。

 それから2日後、新しい90枚を混在させた180枚の写真を見せ、各グループに最初に見せた90枚を当てさせました。その結果、グループBは写真の50%を思い出したのに対し、グループAは60%思い出すことに成功したといいます。つまり、勉強後に筋トレをしたグループは記憶力が10ポイント向上していたというわけです。

 この研究で興味深いのは、勉強の後に筋トレをしている点です。運動と勉強についての研究の多くは、勉強や記憶テストの前に運動したり、記憶をつかさどる海馬を増やすダンスのように運動を習慣化した被験者群と長期にわたって行ったりするものが多い傾向があります。ところが筋トレに関しては、勉強後に行っているのに効果があるのです。

 筋トレをするなら、勉強の前よりも、後。トレーニングによる疲労を考えたとき、筋トレをしてから机に臨もうものなら体力も気力もなかなかハードだと思います。しかし、勉強をした(課題を終わらせた)後に筋トレをするとなると、心身への負荷もかなり軽減されるでしょう。

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