若い頃からの腰痛が悪化…痛み止めも効かなくなった

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 ちなみにこの方は脊柱管狭窄症を発症されていた同時期に子宮全摘出の手術を、さらに12年前と8年前には、不整脈に対するアブレーション治療も受けています。アブレーション治療とは、治療用のカテーテルを太ももの付け根から血管を通じて心臓に挿入し、カテーテル先端から高周波電流を流し、患部を焼いて不整脈を起こさないようにする治療です。

 診断した結果、なんらかの理由により椎間板が膨隆する椎間板膨隆が脊柱の数カ所に見られ、それによる椎間板ヘルニアもあるということで、主病名は脊柱管狭窄症、副病名は椎間板変性症となりました。

 さっそく椎間板の中に特殊なジェルを注入するセルゲル法による日帰り施術を実施。しかしこの方の場合、施術後1週間目には痛みが増したという報告をいただきました。椎間板の中の容積が一時的に広がったためであり、致し方ないことなのですが、そんな症状も1カ月もたつと、下肢やおしりなどの痛みやしびれは、ほとんど感じない程度に回復されていきました。

 このセルゲル法による治療では個人差もありますが、やはり施術後は少なくとも1カ月の時間をかけ、慣らしていくことが必要であると考えています。この患者さんは典型的なケースだといえます。

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