顔の赤みが引かない…「酒さ」に悩む患者が急増している

公開日: 更新日:

 50代の女性は、半年前から顔の赤みが悪化し受診した皮膚科で酒さと診断された。メークでカバーできないほど症状が強く、人前に出るのがつらいという。ロゼックスゲルの塗布と漢方薬の服用を半年間続けたところ、周囲からはまったく赤みに気付かれない程度まで改善した。

 ただ、ロゼックスゲルは妊娠3カ月以内の人や授乳中の場合には処方できない。治療を希望する際は医師によく相談する。

 また、酒さを改善するには、治療薬の他にも日常生活の改善も欠かせないという。

「症状を悪化させる原因は人によって違いますが、多くの人にいえるのが熱いお湯でのシャワーを避け、洗顔の際はしっかりと泡立てて摩擦が少ないようにしましょう。また、これからの時期は紫外線が強くなりますが、紫外線は窓を通過します。自宅で過ごしている時も顔に日焼け止めをしっかり塗り、外出時は日傘や帽子で対策を行ってください」

 まれではあるが、酒さは長年放置すると、「鼻瘤・腫瘤型」と呼ばれるニキビのような丘疹が集まって塊となり腫瘤を形成する。すると鼻は団子鼻のように変形し、鼻呼吸がしづらくなるなどの機能的な問題が生じる恐れがある。単なる肌荒れだと過信せず、適切な治療を受けたい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が

  2. 2

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です

  3. 3

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  4. 4

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  5. 5

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  1. 6

    大食いはオワコン?テレ東番組トレンド入りも批判ズラリ 不満は「もったいない」だけじゃない

  2. 7

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  3. 8

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!