お酒が糖尿病に与える影響 摂取量に関係なく有害との見解もあるが…

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 そもそも「酒は百薬の長」と言われ、飲み過ぎは毒だが適量であれば、健康に良いとされてきた。

 糖尿病においても、米国のモンテフィオーレ医療センター、アルバート・アインシュタイン医科大学などの研究者が2004年に発表した論文「糖尿病におけるアルコールの影響:システマティックレビュー」では、1966年から2003年8月までの19歳以上を対象とした論文の中から選択基準を満たした32件の論文を選び出して分析した結果、1日3杯以内の適度な飲酒は糖尿病の発症リスクを33~35%低下させ、糖尿病関連の冠動脈疾患の発生リスクを34~55%低く抑えたと報告されている。逆に1日3杯を超える飲酒は糖尿病の発症リスクを43%増加させたという。その後、同様の認識が広まり、医学界では、お酒の適量についての議論が世界中でなされてきた。

「アルコール摂取量と糖尿病、それに関連する病気のリスクはUカーブの関係にあるとされていて、適度な飲酒をしていると血糖コントロールの状態は良くなり、糖尿病の合併症が減るとの報告があります。日本でもジャパンデータ研究と呼ばれる日本人約2万人を対象とした疫学研究で、適度な飲酒習慣のある人はまったく飲まない人に比べて、心血管疾患による死亡リスクは低いとの結果が報告されたこともありました」

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