お酒が糖尿病に与える影響 摂取量に関係なく有害との見解もあるが…

公開日: 更新日:

 むろん、この論文は注目すべきものであるが、「科学的事実」とは同じ手法、同じ環境で繰り返し実験し、同じ結果が得られることで形成される。「お酒が有害である」と結論付けるにはまだ早いのではないか。

「私はむしろ、ビールを適度に飲んでいると心臓病リスクが低下し、腸内細菌が多様化するとの研究報告に関心があります。ビールは麦芽を発酵させて造るため、ホップ、抗酸化作用のあるポリフェノールなどの成分や発酵による微生物が含まれていて、腸内環境には良いとされています(ノンアルコールビールでも同様の効果があるとの報告も)。また、ビールを飲むことで、血液中の悪玉コレステロールが減り、抗酸化物質が増え、血液を固めて血栓をつくる原因となるフィブリノーゲンが減ることが報告されています」

 なお、日本人を対象とした研究で、お酒に強い遺伝子型を持つ人は、お酒をたくさん飲むことにより肝臓でのインスリン感受性が低下することで糖尿病になりやすいことが明らかになっている。注意したい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相が参院自民にイライラMAXで爆発寸前! 予算案の年度内成立断念で身内に八つ当たりの醜悪

  2. 2

    世界陸上マラソンで金メダル谷口浩美さんは年金もらい、炊事洗濯の私生活。通学路の旗振り当番も日課に

  3. 3

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  4. 4

    武豊プロミストジーンを勝利に導く「第3回兵庫女王盃(JpnⅢ)」~園田競馬

  5. 5

    地方での「高市効果」に限界か…東京・清瀬市長選で自民現職が共産候補に敗れる衝撃

  1. 6

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  2. 7

    第2子妊娠の倖田來未が18年前の“羊水発言”蒸し返されるお気の毒…SNSには「擦られすぎ」と同情の声

  3. 8

    ナフサ供給に暗雲で迫る医療危機…それでも高市政権「患者不安」置き去りの冷酷非情

  4. 9

    Wソックス村上宗隆にメジャーOB&米メディアが衝撃予想 「1年目にいきなり放出」の信憑性

  5. 10

    全国模試1位の長男が中学受験、結果は…“ゲッツ‼”ダンディ坂野さんに聞いた 子への接し方、協力の仕方