著者のコラム一覧
西内義雄医療・保健ジャーナリスト

医療・保健ジャーナリスト。強みは各地に顔見知りの保健師がいること。両親&義両親の介護・看取りを経験。

要介護認定がなくても利用できる高齢者支援サービスを知っておく

公開日: 更新日:

 いずれも担当は市区町村の健康推進課や高齢者福祉課などの保健部門。ネット検索で、「介護予防 ○○市(親が住む自治体)」とキーワードを入れると、取り組みを紹介するページにヒットするだろう。

 気合の入っている自治体なら保健師や管理栄養士らがアイデアを出し合い、地域の健康課題に合わせた健康教室やイベントを企画しているはずだ。うまく気に入ってもらえれば、いつか必要になるであろう、要介護認定の話を進めやすくなる。

 日常生活の困りごとに対応するサービスなら、高齢者の総合的な窓口の地域包括支援センターを利用すると話が早い。要介護認定のあるなしにかかわらず、あらゆる相談に乗ってもらえるので、親にも連絡先を教えておくのがベストだ。

 事前に家族として担当者に会い、親の状態をしっかり説明したり、自宅に来てもらい親と会ってもらうことも強く勧めたい。今の世の中「やってもらって当たり前」な要望を出す家族が多く、電話一本で用件を済ます人が多いが、家族ぐるみで接点を持つことで、親の様子を気にかけてもらえる回数が増えることが期待できるからだ。実際の介護現場ではこうした縁がイザという時に役立つと断言しておこう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学