著者のコラム一覧
西内義雄医療・保健ジャーナリスト

医療・保健ジャーナリスト。強みは各地に顔見知りの保健師がいること。両親&義両親の介護・看取りを経験。

親の主治医に自ら話を聞きに行こう…自分ひとりで病院へ

公開日: 更新日:

 最近、調子はどう? そう聞くと「大丈夫。ちゃんと薬を飲んでいるし、問題ないよ」。いつも親の答えは同じ。きっとどこの家でもこんな会話が繰り返されていることだろう。だが、ここで安心してはいけない。

 高齢の親は定期的に通っている病院があっても、病名はおろか、処方されている薬の名前や効果を理解していないことが多々ある。つまり通っているだけで満足し、日常生活の注意を聞き流している可能性があるからだ。持病を悪化させないよう、一度は家族として主治医に話を聞きに行くことをおススメしたい。

 方法は簡単だ。まず診察券番号と主治医名を確認し、病院に「自分が家族であること。親の健康状態をしっかり確認するためお話を聞きたい」と伝える。よほど大きな病院でもない限り、あっさりと予約が取れるはずだ。実際、筆者も自身の親や妻の親の主治医に、何度もこの方法でアポイントを取ったが、一度も拒否されたことがない。

 注意したいのは、後の無用なトラブルを避けるため、事前に親の同意を得ること。親は同席せず、自分がひとりで聞きに行くことをしっかり主治医に伝えることも忘れずに。当日準備するのは、親の診察券と保険証。他の病院にもかかっていて主治医が複数いる場合は、お薬手帳も持って行くと話はスムーズに進む。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意