著者のコラム一覧
西内義雄医療・保健ジャーナリスト

医療・保健ジャーナリスト。強みは各地に顔見知りの保健師がいること。両親&義両親の介護・看取りを経験。

親の健康保険証、介護保険証、診察券のコピーを手元に置いておく

公開日: 更新日:

 病気やケガで高齢の親に介護問題が浮上すると子供は病院や役所関連のさまざまな手続きに奔走することになる。それは遠く離れて暮らしているほど大変なのだが、事前に基本的情報を把握しておけば事を進めやすい。

 まず推奨したいのは、親の健康保険証と介護保険証、通院している病院の診察券のコピーを手元に置いておくこと。これらを把握していれば、病院や役所などに電話やメールで問い合わせをする際、話がスムーズにいく。

 特に役所に問い合わせをする時は、親の生年月日や住所、連絡先、保険証番号などの情報を確認され、答えられないと「当市では高齢者向けに健康教室を開いています」とか「包括支援センターの連絡先をお教えしましょうか」などの一般論的な回答しか得られない。逆に、それらのデータを答えることで家族からの相談と認識され、役所で持っているデータベースをもとにした個人的なアドバイスも受けやすい。

 たとえば、筆者が電話相談した時は「お母さまなら1人暮らしの高齢者として、3カ月前に見守り訪問していますね。歩行がちょっと怪しいようですが、現在はどのような状況ですか」と、余計な説明をしなくても、速やかに本題へ入ることができた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ