著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

充血対策の目薬の長期使用でさらに充血…改善にはかなりの期間が必要

公開日: 更新日:

「充血を取る」とパッケージなどに記載された目薬を1年以上常に使い続けている患者さんが、根本的に充血を治すためには時間がかかります。1年以上、長いと2~3年かかることも。

「長期間、充血を取る目薬を使用している」と話す患者さんには、まず充血を取る目薬の使用を中止してもらいます。そして、2時間ごとに点眼するタイプのドライアイ用の点眼薬を1カ月分処方します。1カ月後に再受診してもらって目をチェックするようにしていますが、1カ月では効果がはっきりと出ない患者さんは多いです。

 私は「長年充血を取る目薬を使用されてきたことで、血管収縮剤によって毛細血管が太くなってしまっているので、元に戻るには時間がかかります」と治療の最初に説明しますし、根気が必要だとも伝えます。

 ところが、この説明をきちんと患者さんに行わない医師もいる。そうなると患者さんは「全然治らないじゃないか」と不安になってしまう。そのうち「2時間に1回、目薬を点眼するのが面倒」となり、「手っ取り早いから」と充血を取る目薬に戻っていく──こういう方は多いです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状