筋力が衰えている高齢者でも安全に歩ける義足はあるのか?

公開日: 更新日:

 普段、私たちが歩こうと足を1歩前へ踏み出す際、大腿四頭筋の力を利用しています。これは太ももの前面にある4つの筋肉の総称で、膝を伸ばす作用のほか膝関節の安定性の維持を担う、歩行に欠かせない筋肉のひとつです。

 病気やケガで大腿切断をすると、大腿四頭筋も必然的に切除されるので切断前のようなスムーズな歩行が難しく、歩きにくさを訴える方も少なくありません。

 また膝関節より上部で切断すると、義足には失われた膝関節の代わりとなる「膝継手」と呼ばれるパーツが必要になり、膝が動くタイプか棒状に固定されるタイプのどちらかが選択されていました。ただ、前者の場合には立位の際に膝が不安定になりやすく、全身の筋力が衰えバランス力が低下している高齢者では、義足を作製しても再び歩行するのが非常に困難とされていました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ

  5. 5

    進次郎農相ランチ“モグモグ動画”連発、妻・滝川クリステルの無関心ぶりにSNSでは批判の嵐

  1. 6

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 7

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    銘柄米が「スポット市場」で急落、進次郎農相はドヤ顔…それでも店頭価格が下がらないナゼ? 専門家が解説

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし